高級老人ホームというのは、その名の通り、高い入居一時金や月額を払うことで入居できる施設です。通常の老人ホームとは異なり、誰でも入居することが出来るわけではありません。例えば、これまでの仕事で財を成してきた人や老後の生活の貯蓄が十分にある人、余生を贅沢に過ごしたいと考えている人などが入居するところと言えるでしょう。
そこで働くスタッフは、介護職のスペシャリストであることが多いですが、他の老人ホームとは異なり、介護スタッフの人員に余裕があるところが大きな魅力です。なぜなら、より手厚いケアを実施しなくてはならないからです。入居者の要望に応え身の回りのケアを実施していくためには、一人のスタッフが長い時間かかわる必要があります。そのために、人員には余裕を持たせなくてはいけません。
これまで通常の老人ホームで働いてきた人の中には、入居者の人数に比べてスタッフの人数が不足しているため、ケアに追われて仕事が終わるという経験をした人も多いでしょう。やらなければいけないことを終わらせるのに精いっぱいで、やってあげたかったことが出来ずに終わるということもよくあるのです。しかし、高級老人ホームの場合は、スタッフが手厚くケアをすることが出来るように人員配置されているので、入居者の希望にも応えることが出来ます。また、自分がやってあげたいなと思うことも実践が可能です。高級老人ホームでは、そのような働き方ができることが魅力になっています。